どうも、くれないです。
「Dancing☆Starプリキュア The Stage 2」を見たので、感想を書く。
「ぼくプリ」とは
「Dancing☆Starプリキュア The Stage」、通称「ぼくプリ」は2023年に初演された舞台で、男性がプリキュアになるという斬新な作品だ。初演がめちゃくちゃ楽しくて面白かったので、2作目も観に行くことにした。
初演の感想はこちら👇
制作が発表されたとき、「観に行きたい」が先行し場所を見ずに申し込んでしまった。場所が京都劇場だと気づいたのはチケットを発券してからだ。(うっかり夜公演にしていたら家に帰れなかったかもしれない。昼公演にしておいてよかった……)
教訓:チケットを申し込む際は場所をしっかり調べましょう!
まあ趣味やるうえでのモットーが「ググってでてくるとこなら どこへだって行けるよね!」*1なので、問題はないのだが……
そうだ、京都行こう
京都劇場はJR京都駅のすぐ近くにあるようだ。私はお笑い芸人の追っかけをしていたので、京都は祇園花月に行くときくらいしか行かない。祇園花月の最寄りは祇園四条だし、京阪ばかり乗っていたので、そういえばJR京都駅行くのはじめてじゃないか? と思い、とりあえず仮面ライダーフォーゼ33話のロケ地に行った。
京・都・上・陸
ちなみにこの空蝉丸*2のラバーストラップはメルカリで購入した当時品だ*3。
汚したくないので、袋に入れて持ち歩いている。そのため、この空蝉丸は袋越しにしか景色を見ることができない。かわいそうに😿
そういえば京都駅、大阪と比べて人口密度が低い気がした。
そして、京都と言えばSIZUYAだ。
国税局の「イータ君」というキャラクターが好きで、SIZUYAのカルネが確定申告デザインになっていると聞き、どうしてもパッケージが欲しかったということもあり、昼ごはんはSIZUYAのカルネと決めていた。
イータ君、いませんでした……
カルネはめちゃくちゃ美味しかった。
大阪でも食べたいなー! 難波あたりに出店してくれませんか?
感想
やっぱりめちゃくちゃ楽しい作品だなあ!!!!
前回の感想で「ニチアサの90分の良いところをギュッとした感じ」と書いたが、今回もそんな感じだった。そして演出もめちゃくちゃ良かった。プリキュアの変身演出に衣装の一部ずつ変化していくというものがあるが(注:私はプリキュアを「MaxHeart」~「フレッシュ」、「スタートゥインクル」しか観ていないので認識が間違っていたら申し訳ないが……)、それが再現されていたのがすごく良かった。
いきなり戦闘シーンから始まるのもむちゃくちゃアガるので今後ともどうぞよろしくお願いします。
「名乗り」があると、テンションが上がるなと思う。私はスーパー戦隊シリーズにハマっていて、スーパー戦隊にあったら嬉しい3要素は「爆破」「名乗り」「イケてるスーツ」だと思っている。ぼくプリにおいても同様で、名乗ってくれると、場が引き締まる気がする。
気になったのは、暗転が多かったなというのと、序盤セリフのペースが速めだなということで、セリフのペースが速かったのはちょっと息苦しさを感じた。
また、脚本のテーマのひとつが、ひたすらTwitterでそういうのが流れてきているジャンルのもので、流れてくるそれと内容は違うけど「もういいよ~」って思っちゃった。これは私が悪いです……😿 ここは捉え方の問題だよねと思って割り切る。
前回と比べて
前書いた感想👇
終わり方的に多分続編あるよね? パドドゥの「今"は"相方が居ない」というセリフがすごく気になるし、ソウルとカグラ、ブレイクの初変身でも1エピソードは作れると思うし。そもそも大ボスが倒れていないような気がする。
ソウルとカグラの初変身(前日譚)は観れたようなもんでしょう。正直ブレイクがまだよくわかってないです。ステレオタイプな考えを持っているのが結構唐突に思って……(どっかで理由とか描かれてたらそれは私が忘れているだけなんですが)
パドドゥには相方がいることがほぼ確定したので、3で明かされるんだろうか。
あとは、前回も先生ポジションの人が敵幹部で、今回もそうだったので一人くらい生徒に敵幹部が潜んでても面白いなーと思いました。
なぜ音切兄弟はプリキュアになれ(ら)なかったのか
今回は天弦晃雅(と、月宮爽々奈)の掘り下げ回のように思った。天弦晃雅の実家は神社だが、それが原因で、あるトラウマを抱えている。そのトラウマが原因で天弦晃雅は荒々しいダンスを踊っているのだが、寺坂さんのダンスから力強く・荒く踊っているなというのが伝わってきて、印象的だった。
月宮爽々奈は初演の時点では、みんなに愛を振りまく、いわゆる「ニチアサ色男」のようなキャラクターだという印象を受けていた。しかし、実は家族から愛されておらず、愛されるために「好きだよ」と言っており、自分を偽っていた。そして爽々奈自身は「好き」とは何かよくわかっていない。
それが原因で闇のリズムに囚われてしまいそうになるが、プリキュアになることで助かる。
そして、その対となるのが今作の敵となる音切兄弟。漫画版「ごくせん」を読んだことある人ならわかると思うが、藤山先生率いる合唱部がスカウトしそうな感じ。
彼らもまたトラウマを抱えていて、それが原因でデスパレードの仲間になる。
兄の百合夜(ゆりや)は「美しいものこそ素晴らしい」という思想を持ったキャラ。本編でも大会に向けて練習中の煌星高校ダンス部に乱入し、彼らのダンスを美しくないと批判する。一方で、弟の眠はそこまで過激な思想は持っておらず、1人で煌星高校ダンス部に謝罪をしに行ったり、兄が否定した彼らのダンスを身に付けようとしたり、煌星高校ダンス部にVOGUEダンス(ヴォーギング)をレクチャーしたりする。
この二人は敵なので、プリキュアに倒されてしまうのだが、ストーリー的にも設定的にも追加戦士になれるんじゃない? みたいな感じがした。
私は初めて好きになったプリキュアがシャイニールミナス、観たことのある作品から選ぶとキュアパッションとキュアコスモが好きという幼少期からの追加戦士大好き人間である。さっきから袋越しにしか京都を見れていない空蝉丸も追加戦士だ。
追加戦士ってなんか、良い。
音切兄弟は結局変身しなかったのだが、そこからは何が音切兄弟と月宮・天弦を分けたのだろう、というのを考えていた*4。
音切百合夜は「自分が美しいと思うもの以外」は否定する。
ヒップホップやロックダンスなど、いろいろな種類のダンスを認め、踊る煌星高校ダンス部とはそもそもの考え方が違っている。特に星河楽は自分のダンスを否定されたにも関わらず、謝罪に来た眠に「VOGUEダンスを教えて欲しい」と言う。
だから、他の人を受け入れられるか・認めることができるか、気持ちを分かり合える第三者(身内ではない)の有無がプリキュアになるかならないかの差なのかな、と思った。
確かに。
百合夜が闇堕ちしてしまうのはわかるが、眠がそこを止めることだってできたはず。考えてみれば、眠は兄ファーストで動いていて、兄を守るために立ちまわっているような印象があった。
二人の世界ではなく、二人だけの世界を優先したことが、音切兄弟と月宮・天弦を分けたのかもしれない。
プリキュアになったら、仲間を守るのはもちろんだが、世界を守らなければならない。プリキュアって責任重大だ……
第三弾もあるらしい
物語はクライマックスへ――
— 『Dancing☆Starプリキュア』The Stage (@precure_stage) 2025年3月2日
舞台オリジナル【男子プリキュア】
『Dancing☆Starプリキュア』The Stage
2025年12月 東京・大阪
第3弾公演上演決定🌟
原作:東堂いづみ
スーパーバイザー:鷲尾 天(東映アニメーション)
キャラクターデザイン:川村敏江
脚本・演出:ほさかよう
出演:… pic.twitter.com/jJsqt2Zn6x
チケット取れるかな😸
終わり